トイプードルが予想より大きく育ってしまった話を聞いたことがありますか?
ペットショップで成犬時のサイズを説明されるものの、実際には予想より大きくなって驚くこともあります。
ブリーダーさんでも、親犬のサイズから成犬時の予想を説明しますが、親犬より大きくなる子犬もいます。
今回は、トイプードルが大きくなる原因について解説します。
なんだか他所より大きい⁉
大きくなるトイプードルの特徴
トイプードルが大きくなる理由の一つに「先祖返り」があります。
先祖返りとは、何世代も前の先祖の遺伝的特徴が子孫に突然現れることです。
トイプードルは元々大きなスタンダードプードルから派生しており、先祖返りにより大きくなることがあります。
以下では、プードルの先祖について詳しく解説します。
プードルのサイズ別種類の解説
一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、プードルは4つのサイズに分類されます。
プードルの先祖はスタンダードプードルで、そこからミディアム、ミニチュア、トイプードルとサイズダウンしてきました。
それぞれのサイズについて詳しく見ていきましょう。
元は大型犬だワン!
スタンダードプードル
スタンダードプードルはプードルのオリジナルサイズで、体高は45cm~60cm、体重は15kg~30kgです。
フランスの国犬であり、カモ猟に使われていたため泳ぎが得意です。
ミディアムプードル
スタンダードから派生したサイズで、体高35cm~45cm、体重8kg~15kgです。
JKCの登録数は非常に少なく、日本では希少なサイズです。
ミニチュアプードル
16世紀頃のフランス上流階級で人気が高まり作られたサイズで、体高28cm~35cm、体重6kg~8kgです。
JKCの登録数も少なく、希少なサイズです。
トイプードル
18世紀頃にさらに小さく作られたサイズで、体高24cm~28cm、体重3kg~4kgです。
プードル全体の登録数の約97%を占める人気のサイズです。
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トイプードルが大きくなる原因とは?
この記事では、トイプードルが予想以上に大きくなる理由について解説します。
トイプードルが大きくなる要因
トイプードルが大きく育つ理由の一つは「先祖返り」です。
トイプードルのサイズの歴史を振り返ると、スタンダードプードルから派生して現在の小さなサイズが作り出されました。
そのため、遺伝的要因である先祖返りが起こることがあります。
おじいちゃんおばあちゃんの影響⁉
サイズ比較と先祖返り
トイプードルとミニチュアプードルは若干サイズが違います。
例えば、JKCの基準ではトイプードルの体高は24cm~28cm、体重は3kg~4kgです。
親犬から生まれた子犬の中には、成犬になるとトイプードルの基準を超えてミニチュアプードルのサイズになってしまう子もいます。
具体的には、体高が29cm、体重が6.5kgに達する場合があります。
このような大きさの違いは、先祖返りによるものと考えられます。
トイプードルの成長期
トイプードルは一般的に10ヵ月頃まで成長を続けます。
特に4ヵ月から6ヵ月頃は急成長することが多いです。
我が家でも、日々の成長を感じることがよくあります。
成長の終わりを見極める方法として、胸の部分の肋骨を触った感覚が弾力を感じる間は成長が続くとされています。
証明はされていないので、あくまで参考程度に。
兄弟間の個体差
同じ親から生まれた兄弟犬でも、成長具合には個体差があります。
ペットショップではわかりにくいですが、ブリーダーからお迎えする場合は兄弟犬を比較すると、成犬時のサイズを予測することができます。
たとえば、大きめの子を希望する場合は兄弟の中で一番大きい子を選び、小さめの子を希望する場合は小さい子を選ぶと良いでしょう。
まとめ
トイプードルが大きくなる原因やプードルのサイズ別種類について解説しました。
子犬から予想以上に大きくなることがありますが、それは先祖返りなどの遺伝的要因によるものです。
プードルの歴史やサイズの違いを理解し、適切な飼育環境を提供しましょう。
大きくなっても家族に変わりない!
サイズが大きくなっても、トイプードルの可愛らしさは変わりません。
大きく育ったトイプードルも家族の一員として愛情を持って接してあげましょう。
トイプードルの魅力はそのサイズに関係なく、むしろ大きな子も可愛らしさが増すかもしれません。
楽しい日々を過ごしてください。
それでは、今日もすてきなチビワンコライフを♪